虹の花個性豊か 下野 ジャーマンアイリス見頃

下野新聞
2022年5月10日

下野市下古山の石橋あやめ園でジャーマンアイリスが見頃を迎えている。ビニールハウス内を鮮やかに彩る光景が訪れる人を楽しませている。

ジャーマンアイリスはアヤメ科の一種で、フリル状の大きな花びらが特徴。抽出される甘くて上品な香りは、香水にも使われている。

上弁と下弁で色や柄が異なることも多く、ピンクや紫、黄色など多彩な色の組み合わせを楽しめることから「虹の花」とも呼ばれる。

同園は約200種、約3万株を栽培、販売している。9日は朝から多くの人が訪れ、一株一株を吟味して回っていた。同市橋本、無職保坂君治(ほさかきみじ)さん(73)は「庭に飾る花を探しに来たが、種類が多過ぎて驚いた。どれもきれいで選ぶのに困りますね」と話した。今後2週間ほどは楽しめるという。