茨城・常総市の魅力PR　観光大使「千姫さま」　3人選出

茨城県常総市をPRする「第18代観光大使千姫さま」を決める選考会が23日、市役所で開かれ、常総市の会社員、青木優希さん(27)、同市の会社員、中島有咲さん(26)、つくば市の大学生、松藤ももさん(20)の3人が決まった。選考会は3年ぶりで、3人は2年間、観光大使として常総市の魅力を市内外に発信する。

青木さんは「千姫さまの名に恥じぬよう笑顔で務めたい」と意気込んだ。中島さんは「(市内に)足を運んでいただいた人たちに楽しんでもらえるよう頑張りたい」と述べ、松藤さんは「また来たいと思ってもらえるようにPRしていきたい」と抱負を語った。

選考会には30人の応募があり、書類審査や面接などを通して選ばれた。神達岳志市長は3人に花束を手渡し、「常総市には来年、道の駅やアグリサイエンスバレーがオープンする。たくさんの人が訪れるまちに生まれ変われるように3人と力を合わせて頑張っていきたい」と力を込めた。

2019年に選ばれた千姫さまの3人は、コロナ禍で十分に活動ができなかったため、昨年は新しい千姫さまを選出する選考会を開かず、19年の3人が引き続き活動してきた。

「千姫」は徳川家康の孫娘。同市内に菩提(ぼだい)寺があることで知られ、01年から千姫まつりが開かれている。