ランプや座繰り 懐かしの日用品

上毛新聞
2021年12月14日

 群馬県榛東村の耳飾り館の企画展「むかしの暮らし展」が11日、同館で始まった。電化製品が普及し始める前の昭和30年ごろまで、村内で使われていた日用品や学校用具が並び、当時の生活を垣間見られる=写真。来年3月6日まで。

 室内用の石油ランプや炭を入れて使うアイロンなどを展示。県内で普及していた糸巻き用の「上州座繰り」、桃井小(現榛東北小)でチャイム用に使われていた鉄琴、明治~昭和期の教科書なども見学できる。

 同館の学芸員は「現在70代くらいの村民の家庭にあった日用品が並ぶ。こうした展示会は毎年行っており、昔を懐かしんだり、孫に教えたりする来場者も多い」と話した。

 企画展のみは見学無料。午前9時~午後5時。祝日を除く月曜と、27日~1月5日は休み。問い合わせは同館(☎0279-54-1133)へ。