ずっしりと染みる一杯  豚骨醤油らー麺 相澤屋(那須烏山)

下野新聞
2021年11月26日

 とろっとした濃厚なスープに中細のストレート麺がよく絡み、これぞ豚骨醤油(しょうゆ)の「ど真ん中」。分厚いチャーシューもほろほろの煮込み具合がうれしい。相澤屋の看板メニュー「豚骨醤油らー麺」はすきっ腹にずっしりと染みわたる一杯だ。

 那須烏山市出身のオーナー相澤禎久(あいざわよしひさ)さん(40)が7月にオープンさせた。相澤さんは5月まで8年間、那須塩原市で「濃厚つけ麺 みやこ家 黒磯店」というフランチャイズ店を営んでいたが「全てを自分自身が決める場所で勝負したい」とみやこ家を閉じ、古里に新たな城を構えた。

 オープンに当たり、昨年10月に閉店した宇都宮市の人気店「らー麺 つるや」の味を継承した。同店の長年のファンだったという相澤さんに、つるやの元オーナーがレシピを特別に伝授。豚骨や福島県産の「伊達鶏」など大量の材料を強火で10時間煮込む、特徴的なスープを受け継いだ。

 他にも魚介系のだしと豚骨スープを合わせた「魚介ら~麺」、いわゆる「二郎系」の「G麺」など、メニューは実に多彩。相澤さんは「『濃厚、ガッツリ』だけでなく、最近はさっぱりした鶏白湯のラーメンも加えた。お年寄りや家族連れも含め、幅広い皆さんに楽しんでほしい」と話す。

 ■メモ 豚骨醤油らー麺(並盛)は770円▽那須烏山市谷浅見930の4▽営業時間 午前11時~午後2時半(ラストオーダー)、午後6時~8時半(同)▽定休日 月曜(祝日の場合は火曜)▽(問)0287・83・8822。

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