時報鐘楼PRへハッカあめ発売 相川考古館

上毛新聞
2021年11月10日

 相川考古館(伊勢崎市三光町)は、市指定重要文化財の旧時報鐘楼をデザインしたパッケージのハッカあめを発売した。ハッカ貿易で成功した地元出身の小林桂助(1846~1917年)や旧時報鐘楼を知ってもらうのが狙い。

 旧時報鐘楼は16年に完成。外観はれんが仕上げだが、県内最古の鉄筋コンクリート造りで、小林が建設費を寄付した。戦前、日本のハッカは国際市場で8割以上を占め、生糸と並ぶ貴重な輸出品だった。欧米ではハッカを「コバヤシ」と称したという。

 シンプルな「はっか飴(あめ)」と梅肉入りの「梅ハッカ飴」の2種類セット(各100グラム)で、1箱630円。全て手作りで、絹のような滑らかな表面が特徴。パッケージは地元のデザイナーが手掛け、旧時報鐘楼のれんがの10分の9の大きさにした。

 問い合わせは同館(☎0270-25-0082)へ。