里山眺め、柿狩り楽しんで やさと観光果樹組 茨城・石岡
茨城新聞
2021年10月31日
茨城県内有数の柿の産地、石岡市八郷地区の「やさと観光果樹組合」の中村剛組合長らが27日、水戸市笠原町の茨城新聞社を訪れ、旬を迎えた柿の出来栄えや柿狩りの魅力をアピールした。
同地区の柿は組合に加盟する15戸の農家が約20ヘクタールで栽培している。「松本早生富有」は10月下旬から11月上旬が旬。甘味が強く、食感が人気の「富有」は11月中旬に最盛期を迎え、11月末ごろまで楽しめる。
今年は日照不足の影響で色づきがやや遅れているものの、粒が大きく甘味も次第に増してきているという。
柿狩りは新型コロナウイルス感染拡大の影響で団体客が減っているものの、最近は感染状況が落ち着いており、個人客は戻りつつある。瀬尾栄一副組合長は「11月も半ばになれば柿の葉も紅葉し山裾がきれいに色づく。里山の風景を眺めながら柿狩りを楽しんでほしい」と話した。