民宿街の魅力知って 30日から観光イベント 那須湯本

下野新聞
2021年10月25日

 【那須】湯本の鹿の湯通り活性化協議会や那須温泉民宿組合などは30、31日と11月6、7日の4日間、同通り民宿街で観光イベント「宵の散策2021」を開く。太鼓演奏やライトアップなどを行い、民宿街の魅力をアピールする。

 昨年、1日だけ開催したところ、好評だったため、規模を拡大した。「九尾の狐(きつね)」伝説にちなんだ白面金毛九尾狐太鼓の演奏が行われるほか、キッチンカーや古本店が出店。民宿「藤田屋」でピアノと歌のコンサートが開かれ、「昔語り館」では同温泉の歴史を紹介するスライドショーが行われる。九尾の狐姿で町をPRする「九尾狐のお散歩」さんが会場を練り歩き、イベントを盛り上げる。

 ライトアップは30日~11月7日、同民宿街と湯川沿いで行われる。地域住民らが協力し、生竹400本分の竹灯籠を設置。手作りの球体の明かりも用意した。イベント開催日には希望者にちょうちんを貸し出す。

 同協議会の浅賀信芳(あさかのぶよし)会長(52)は「多くの人に民宿街の魅力を知ってほしい」、同組合の阿久津勝典(あくつかつのり)代表(54)は「民宿街を中心に、町全体を巻き込めるくらい、このイベントを大きくしたい」と意気込んでいる。

 各日午後5~9時。太鼓演奏は30日と11月7日の午後8時からで、雨天中止。ツイッターの同イベント公式アカウントで随時情報を発信している。