筑波山ガマまつり再開 ケロロ軍曹とコラボ 御朱印巡りやグッズ販売

茨城新聞
2021年10月15日

新型コロナウイルスの感染拡大により、始まって1週間で中断となった「第73回筑波山ガマまつり」が再開した。コロナ禍での開催に合わせ、今年はガマの油売り口上やレースを取りやめ、カエル型のへっぽこ宇宙人と地球人の交流を描いた漫画「ケロロ軍曹」との〝ガマ〟つながりの周遊型イベントに変更。待ち望んだ再開に、まつり関係者からは「ようやくお客さまをお迎えできる」と安堵(あんど)の声が上がった。

筑波山ガマまつりは、ガマの油を生み出したとされる光誉上人の供養と、商売繁盛を祈願して始まった。ガマの油売り口上の実演やガマ神輿(みこし)といった催しのほか、子どもから大人まで600人余りが筑波山の門前通りを駆け上がるレースもある。

昨年は新型コロナの影響で中止に。主催する筑波山ガマまつり実行委員会とつくば観光コンベンション協会は「3密」を避けるため、今年はまつりの期間を延ばし、催しも変えて8月1日に開催。ところが、新型コロナの感染急拡大を受け、同月8日にまん延防止等重点措置が茨城に適用されると、一転中断となった。

10月1日、今回の目玉である御朱印巡りが始まった。観光案内所などで台紙を購入し、筑波山神社など6カ所を巡ってケロロ軍曹のキャラクタースタンプを押して回る。11月には、筑波山周辺の7カ所を巡る手ぬぐいスタンプラリーも行われる。

イベント期間中の16・17日と11月13・14日は、地元の商店や観光施設では、コラボTシャツとマスクを着けた従業員が観光客を出迎える。ケロロ軍曹の特製ステッカーも販売される。

つくば観光コンベンション協会担当者は「1カ所に人が集中しないよう、筑波山を広く使った屋外周遊イベントとした。ぜひ来て楽しんでほしい」と呼び掛けている。

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