「城巡り楽しんで」 茨城・かすみがうら市歴史博物館 “御城印帳”作製

茨城新聞
2021年9月26日

茨城県かすみがうら市の市歴史博物館は、全国のお城や城跡で発行している御城印に関連し、集めて貼ることができる御城印帳を作製した。同館は城の形をした建物で知られ、独自に御城印を発行。同市内の城跡の御城印なども作って販売しており、近年人気が出ている。同館は「御城印を集めて、城巡りも楽しんでほしい」と話している。

同館が作製した御城印帳は、縦18.5センチ、横12.5センチ、厚さ2センチ。黒地に金文字で「御城印帳」と書かれ、同館のお城風の建物の絵柄や、江戸時代に同市内の志筑領を治めた本堂家の家紋である「笹竜胆(ささりんどう)」と「八石畳(やついしだたみ)」の模様も配した。御城印は22枚収めることができる。価格は1冊2千円。

御城印は、寺社の御朱印にあやかり、日本百名城などを中心に全国の現存の城(復元城含む)や城跡で作られ、販売。近年若者の間でも人気が出ている。

同館は1987年に出島村郷土資料館として開業した。4階建ての城郭型博物館が特徴で、ほかにも大手門から城をイメージした日本庭園が広がる。

同館の御城印は博物館の建物の絵と「歴史博物館」の文字が書かれたもののほか、市内の城跡「宍倉城」「戸崎城」も発行。水戸天狗党総裁の竹内百太郎、幕末の新徴組隊士、古渡喜一郎の人物の名前を書いたものもある。いずれも1枚300円。

御城印帳と御城印はいずれも同館の受付で販売。現在は新型コロナウイルス緊急事態宣言に伴い休館中で、郵送での取り扱いも行う。問い合わせは同館(電)029(896)0017

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