商店主の“秘伝”30講座 「鹿沼まちゼミ」スタート
【鹿沼】商店主らが講師となり知識などを伝授する「第16回鹿沼まちゼミ」(鹿沼まちゼミの会、鹿沼商工会議所、市商店会連合会主催)が市内27カ所の店舗で始まった。各所とも参加者を小人数にするなど新型コロナウイルス感染症対策を徹底した上で、日ごろ培ったプロの技を伝授する。
ゼミは2014年から開催している。毎年夏、冬の2回開いてきたが、昨年はコロナ禍で夏の開催が中止となった。
2月の開催に続き「キレイ」「健康」「つくる」「まなぶ」がテーマで、新規5講座を含む30講座を用意。午後6時以降の「ナイトまちゼミ」や子ども対象の「キッズまちゼミ」もある。
初日の6日は、睦町の市文化活動交流館内「カフェ ピュルテ」で鹿沼産茶葉を使った「おいしい紅茶の入れ方講座」が開かれた。
紅茶に20年以上携わっている加藤詩乃(かとうしの)さん(43)が講師を務め「沸かしたてのお湯を使う」「茶こしを使いながら最後の一滴まで注ぐ」などとポイントを解説。参加した睦町、会社員女性(55)は「ためになった。すてきな時間を過ごせた」と満足げに話した。
同ゼミの赤羽根正浩(あかばねまさひろ)会長(33)は「店舗ごとに開催するので多くの人は集まらない。外出したいという人の期待にも応えられ、少しでも明るい話題を届けたい」と話す。
講座のチラシは同商議所や市図書館で入手できるほか、同ゼミのフェイスブックやインスタグラムのページからも情報を入手できる。
申し込みは直接店舗へ。(問)同商議所0289・65・1111。
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