マヌルネコの新施設公開 那須どうぶつ王国 生息環境に配慮/あすから一般も

下野新聞
2021年7月21日

 【那須】大島の那須どうぶつ王国は20日、新設したマヌルネコの展示施設を報道陣に公開した。一般公開は22日に始める。

 新施設の総工費は800万円で、そのうち500万円は昨年のクラウドファンディング(CF)で集めた資金を活用した。

 新たな展示施設の広さは従来の展示場の3倍に当たる約65平方メートル。滝や岩場、砂地などを設置し、マヌルネコの本来の生息環境を可能な限り再現した。

 この日は午前10時から1時間ほど新施設が公開され、マヌルネコ「ボル」「ポリー」が内部に放された。2匹は岩場を登ったり、砂浴びをしたりしていた。

 佐藤哲也(さとうてつや)園長は「マヌルネコがより快適に暮らすことができる環境を目指した。CFの協力者など多くの人に見てほしい」と話す。

 偶然、公開に居合わせた川崎市、主婦小内生与(こうちいくよ)さん(56)は「不思議な顔でかわいい。見られてよかった」と笑顔で話した。

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