原寸大タピスリ「ゲルニカ」公開 県立近代美術館

上毛新聞
2021年7月10日

 県立近代美術館(高崎市)は8月22日まで、ピカソの代表作「ゲルニカ」を基に作られたつづれ織りの壁掛け「タピスリ」を公開している。原画をほぼ原寸大に再現した横幅約7メートルの大作で、来館者の目を引いている=写真

 綿とウールが用いられた織物作品で、ピカソ亡き後の1983年に制作された。ゲルニカのタピスリは世界で3点あり、うち同館が所蔵する1点を展示している。

 同館学芸員の田中龍也さんは「原画はモノクロだが、タピスリには多くの色が使われている。印象の違いを楽しんでほしい」と話している。
 午前9時半~午後5時。月曜と8月10日は休館(同9日、16日は開館)。料金は一般300円など。問い合わせは同館(027-346-5560)へ。(村上真代)