世界最古 マイルカ化石を展示 富岡
上毛新聞
2020年7月27日
安中市原市の約1130万年前の地層から見つかり、世界最古のマイルカ科の新種と今月発表された化石が、所蔵する富岡市の県立自然史博物館で期間限定公開されている。研究発表に携わった同館の木村敏之さんは「化石から当時の“群馬の海”を感じて」としている。9月27日まで。
この新種は地名が由来の「ノリスデルフィス アンナカエンシス」で、頭の骨の化石2点を展示した=写真。県内で見つかった別の「古いタイプのイルカ」の化石と並べ、骨格の違いを比較できる。
前橋原小2年の小林勇晴君は「この化石を見るのを楽しみにしていた。思っていたよりも大きい」と熱心に写真を撮っていた。
入館は新型コロナウイルス感染症対策のため、事前予約制・入れ替え制。