乳酸菌入りジュース発売 荒牧りんご園など3者が農商工連携

下野新聞
2021年7月3日

 荒牧りんご園(宇都宮市石那田町、荒牧栄治(あらまきえいじ)代表)、とちぎ農業ネットワーク企業組合(同市平出町、鈴木晴久(すずきはるひさ)理事長)、横倉本店(同市問屋町、横倉正一(よこくらしょういち)社長)は、県産果実を活用した植物性乳酸菌発酵フルーツ「LabFru(ラブフル)」を使ったジュース「ラブフル」を開発し、2日、東武宇都宮百貨店とJR宇都宮駅ビル内で先行発売した。

 果実を発酵食品にするのは難しいとされるが、植物性乳酸菌発酵フルーツのラブフルは乳酸菌等商社スノー商事(東京都)の植物性乳酸菌と発酵技術特許を活用した。果実をピューレ状にして発酵させ、麦芽糖などで整えている。

 ジュースのラブフルは、果汁100%のジュースにラブフルを加え、発酵を促した。県フードバレーとちぎ農商工ファンド助成金を活用した。

 リンゴ(ふじ)、ブルーベリー、ナシ(にっこり)の3種。容量350ミリリットルで価格378円。

 荒牧代表は「100%果汁に乳酸菌が入っているジュースは他にはないと思う。乳酸菌は整腸作用を促すとされヘルシー。果汁本来の味の中に酸味が加わり、おいしく仕上がった」と話している。

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