収束願い初の七夕飾り 【負けない 新型コロナ】寺・神社・道の駅連携 あすから 日光を街歩き
【日光】新型コロナウイルスの収束を願うイベント「今市七夕かざり2021」が3~7日の5日間、今市の如来寺、報徳二宮神社、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の3会場で初開催される。まちおこしに取り組む地元住民らの実行委員会が企画した。各会場にササ飾りを設置。街歩きをしながら来場者に短冊を飾ってもらい、七夕飾りを作るキットを販売して家庭でも楽しめるようにするなど、コロナ禍に対応した手法で地域活性化を図る。
夏祭りの中止が相次ぐ中、子どもから大人まで楽しめる機会をつくろうと、隣接する寺社と道の駅が連携した。市街地ではかつて七夕飾りが盛大に行われた。実行委は今回のイベントを糸口に、七夕で地域が再び盛り上がるような企画の実現を目指している。
ササ飾りは3会場にそれぞれ設置。販売する七夕飾りのキットは、長さ約70センチのササ、宇都宮市在住の画家が描いた「除災の妖精」をデザインした短冊5枚、色紙などのセットで300円。同寺境内の星之宮でおはらいをした後、3、4日に同道の駅で販売する。
同道の駅は両日、七夕飾りの制作教室や、かつて市街地で行われた七夕飾りを振り返るミニ写真展も開く。同神社は5日間限定の特別御朱印も用意した。
会場や自宅で作られた七夕飾りの画像は、同寺や同神社の公式インスタグラムなどに「#今市七夕かざり」といった検索目印付きで投稿してもらい、イベントを盛り上げていく。
実行委の桑門瑛光(くわかどえいこう)会長(29)は「コロナ禍でさまざまな制限がある中、子どもたちが少しでも生き生きと楽しめる機会をつくり、思い出に残してほしい」と話す。(問)同道の駅0288・25・7771(3、4日のみ)。
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