真岡鉄道応援団が発足 玄関口から街を元気に メンバー募集中 美化活動やイベント想定

下野新聞
2021年7月1日

 【真岡】有志でつくる「真岡鉄道応援団」がこのほど、発足した。真岡鉄道が公認する初の応援団で、鉄道や沿線地域を盛り上げる活動を展開する。発起人で団長を務める西田井、同社パート従業員の加藤治(かとうおさむ)さん(65)は「地域の玄関口である駅が元気になれば町も元気になる。一生懸命活動していただける方に参加してほしい」と参加を呼び掛けている。

 応援団は、真岡線が昨年、全線開通100周年を迎えたことをきっかけに発足した。応援団創設を以前から考えていた加藤さんが昨年、同社に相談。準備会を立ち上げ、6月6日に正式に設立された。

 加藤さんは元大手通信会社社員。定年退職後に地域貢献できることを考える中で、鉄道好きだったことから地元のローカル線に関わることを考えた。現在は真岡鉄道が運営する台町のSLキューロク館でSL「D51形」の運転と運転前の整備を担っている。

 応援団には同25日現在、市内6人を含めた県内外13人の参加希望者が集まっている。今後はメンバーを募りながら7月22日に真岡駅で総会を開き、活動方針などを決める予定。加藤さんは駅の美化活動などを提案するという。活動メンバーが充実した暁にはイベントの開催も想定している。

 入団希望は18歳以上を対象にメール(ryokou@moka-railway.co.jp)で受け付けている。名前と住所、連絡先を記入して送る。

 同社の加藤学(かとうさとる)さん(52)は「どなたかが手を挙げてくれるのを待っていた。ゆくゆくは観光客の出迎えや見送りをやっていただけたらありがたい」と応援団の活躍に期待を寄せた。

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