毎週、花火打ち上げ 【負けない 新型コロナ】日光 鬼怒川・川治温泉開湯330年記念 年内の土曜、活性化狙う
【日光】鬼怒川・川治温泉開湯330年を記念し、鬼怒川温泉街で7~12月の毎週土曜、花火が打ち上げられる。新型コロナウイルス感染防止対策として、宿泊施設の各部屋から花火を見物してもらう新企画だ。330年記念ポスターも製作し、東京都内の鉄道駅などで両温泉をアピールする。コロナ禍で疲弊する温泉地への誘客を図り、活性化につなげる。
鬼怒川温泉は1691年、鬼怒川温泉滝の鬼怒川右岸の川の中で発見された源泉が始まりとされる。330年を経た今年、記念事業とコロナ禍の観光振興として、鬼怒川・川治温泉旅館協同組合や市観光協会、市でつくる実行委員会が中心となり花火を企画した。
「百華繚乱(りょうらん)花火~鬼怒川焔火~」と銘打ち、7月3日~12月25日の毎週土曜、午後9時から約8分間打ち上げる。
打ち上げ場所は(1)「鬼怒川温泉中央会場」(旧藤原町役場跡)=第1、2、4、5土曜(2)「鬼怒楯岩大吊橋(つりばし)会場」=第3土曜(3)「鬼怒川公園会場」=9月25日、10月2、9日-の3カ所。各日1カ所で実施する。
鬼怒川温泉街では夏の花火が風物詩となっているが、長期間の実施は初めてという。「3密」回避のため、各宿泊施設の部屋などから観賞してもらう。
記念ポスターは赤地に金色の書体で「鬼怒川・川治」と表示。温泉地のブランドイメージを強く印象付ける。400枚製作し東武鉄道の東京都内の駅、観光施設などで掲示する。同様のバッジも2千個作り、宿泊・観光施設の従業員らが身に付け旅行者に周知する。
八木澤哲男(やぎさわてつお)実行委員長は「お客さまに少しでも喜んでもらい、リピーターを増やしてアフターコロナにつなげたい」と話している。(問)市観光協会0288・22・1525。
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