水戸の中華料理店 冷凍ギョーザ自販機設置 24時間手軽に

茨城新聞
2021年6月17日

新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛で飲食店の苦境が続く中、水戸市酒門町の中華料理店「香香(しゃんしゃん)」が手作り冷凍ギョーザの自動販売機を店舗前に設置した。オーナーシェフの前川和彦さん(52)は「24時間購入できるので地域の方々に安心安全な環境の中で手軽にギョーザを買ってもらえれば」と話している。

自販機はメーカーが冷凍商品用に開発したもので、同店では通常タイプのギョーザ30個入りのほか、ジャンボギョーザ15個入りやシューマイ20個入りを取りそろえた。価格はいずれも千円。ギョーザの無人販売店はあるが、自販機の代理店によるとギョーザの自販機は珍しいという。

ギョーザは食材に県内産の豚肉や野菜を使用し、「都内で修業していたときの中華料理店の味を再現した」(前川さん)というお店でも人気のメニュー。前川さんは「新型コロナで来店客が減り、6月に入ってからさらに厳しくなったと感じている。売り上げを伸ばして雇用を守っていきたい」としている。

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