「竹はり画」、作品74点展示 常陸太田 花や風景、立体的に表現 20日まで

茨城新聞
2021年4月14日

栃木県真岡市を中心に「竹はり画」作りに取り組むグループ「竹真会」(菅谷清康代表、会員115人)の作品展が茨城県常陸太田市内では初めて、同市中城町の生涯学習センターで開かれている。竹はり画は竹を使って花や人物、風景などを立体的に表現する。会場には、同会笠間支部会員の作品を中心に74点が展示され、来場者が興味深そうに見て回っていた。20日まで。

作品はモウソウチクなどが材料で、原画を書いたトレーシングペーパーに合わせて竹をカット。鉄板上で焼いた焦げ目で陰影をつくり、竹片をバランスよく重ね張りすることで、作品が立体的に浮かび上がる。

会場には会員の個性を生かした作品のほかに、竹はり画の材料も紹介している。日立市土木内町の関富夫さん(73)はアニメのキャラクターを作品に仕上げた。「焼くと部材が反ってしまうので直すのが大変。爪など細かな部分まで表現しているので見てほしい」と話した。

地図を開く 近くのニュース