土浦ゆかり作家、一堂に 日本画や書、写真85点 27日まで

茨城新聞
2021年6月10日

茨城県土浦市にゆかりのある現代の画家や工芸家らの作品を一堂に集めた「土浦現代美術作家展」が、同市大和町のアルカス土浦内の市民ギャラリーで開かれている。日本画、洋画、書、工芸、彫刻、写真の作家計81人が85点の秀作を並べる。入場無料。27日まで。

出展しているのは、同市美術展の審査員などで、美術展の無鑑査出品者。

会期は前半が日本画、書、工芸。飛沢龍神さんは高さ1・8メートル、幅3・6メートルのびょうぶ絵を出した。「四季花鳥図 冬」の題で、落ち葉が積もった静かな森の風景を金彩と柔らかな色使いで描いた。幸山ケサヱさんは極楽鳥花の華やかな姿を「パラダイス」という題名に込めた。ほかに風景や花、人物を題材にした大作が見どころ。

書では山室重洋さんの古今和歌集を写した巻物、工芸では斉藤義教さんの布目大つぼや、坂本芳子さんの鮮やかな七宝作品が目を引く。

後半は洋画、彫刻、写真を飾る。

会期は前半は13日まで。後半は17~27日。午前10時~午後6時(最終日は同3時まで)。月曜休館。

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