思川桜も 装い急ぐ 小山の標本木 例年より6日早く開花

下野新聞
2021年3月31日

 【小山】市花のオモイガワザクラ(思川桜)の標本木が一定数の花を咲かせ、市は29日、開花を発表した。例年より6日、昨年より4日早い。満開となるのは4月5日ごろと予想される。

 標本木は観晃橋下流の思川左岸堤防上にある。記録を取り始めた2015年以降では最も早く咲いた。思川桜はソメイヨシノが満開を過ぎたころに開花、淡紅色の美しい花を咲かせる。

 開花は市職員が標本木に5輪以上の花が咲いたのを目視で確認して宣言している。この日は市の最高気温が23・7度まで上がり、日当たりの良い場所から一気に咲き始めた。

 今年は「おやま二千本桜まつり」などのイベントは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止となった。市商工観光課では「感染防止に注意しながら花を楽しんでほしい」と呼び掛けている。

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