多彩な“鬼”陶彫並ぶ 日光 益子の藤原さんが作品展

下野新聞
2021年3月12日

【日光】益子町在住の陶壁作家藤原郁三(ふじわらいくぞう)さん(74)の土を焼いて作る彫刻「陶彫」の作品展が藤原図書館で開かれている。5月9日まで。

「コロナ撃退 邪鬼展~鬼怒太の仲間たち参上!」と題し、同館が主催。藤原さんは邪鬼をモチーフとした鬼怒川温泉のキャラクター「鬼怒太(きぬた)」像の制作も手掛けている。

天を指さしている「誕生鬼」、座って腕組みする「和鬼」など、さまざまな表情やポーズの陶彫作品など計19点が、1~2階間のスロープの壁面にある展示ケースに飾られている。

来館した森友、会社員阿久津智之(あくつともゆき)さん(29)は「鬼は怖いイメージがあったが、色合いなどもあり親しみやすい感じ」。同館の星雅樹(ほしまさき)館長(63)は「不思議なエネルギーを秘めた邪鬼に接し、少しでも明るい気持ちになってもらえたら」と話した。

午前9時~午後6時。火曜休館。(問)同館0288・76・1203。

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