ウナギ料理持ち帰り店オープン つくばの「名代 宇奈とと」 実店舗持たず調理場共有

茨城新聞
2020年11月20日

飲食店や総菜販売店運営のファンファンクション(東京、合掌智宏社長)がつくば市柳橋で展開するテークアウト専門店「おそうざい本店」で、うな丼やうな重などウナギ料理のテークアウト店「名代 宇奈とと」を始めた。新型コロナウイルス感染拡大によるデリバリー需要を受け、実店舗を持たずに既存のキッチンをシェアし、宅配中心に営業する「ゴーストレストラン」として運営する。

「名代 宇奈とと」を展開する飲食店運営のジーファクトリー(東京、片平雅之社長)とフランチャイズ契約を結んだ。

おそうざい本店は農産物直売所「みずほの村市場」敷地内にキッチンを構え、直売所内で弁当を販売する。「名代 宇奈とと」のメニューは、ジーファクトリーが仕入れた材料を使用。ウナギは調理できる状態で配送され、指定の焼き台で焼く。

商品はテークアウトか宅配で受け取る。宅配は配達代行サービス「Reatta・Eats(リアッタイーツ)」のウェブサイトで注文する。宅配エリアは一部の地域を除くつくば市内。今後、他店舗での弁当販売も検討する。

看板メニューは「うな丼」(540円)や「うな重」(860円)。特製だしで作った「肝吸い」や、希少な肝の串焼き、身を縦長に切って串焼きにした「くりから」も取りそろえる。宅配は、うな丼やうな重に肝吸いとしば漬けが付いたセットで販売する。価格はうな丼セット(830円)、うな重セット(1160円)。

「名代 宇奈とと」の直営店は東京と大阪の国内14店舗、海外7店舗を展開。6月にライセンス販売を本格化し、ゴーストレストランは現在4店舗で県内出店は初めて。ジーファクトリーの担当者は「バリエーションが増えると、お客さんが通常の弁当以外にウナギ料理も選べるようになり、店舗にとってメリットになる」としている。

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