《いばらき紀行》神意の馬頭木 大杉神社(あんばさま) 稲敷市

茨城新聞
2020年11月5日

千年以上にわたり、馬の神を祭る古社に、馬頭形の古木がそびえる。

大杉神社(稲敷市阿波)境内の勝馬神社。862年に馬を守護する神社として現在の美浦村に創建され、その後大杉神社の境内に移された。

競馬関係者も多く参拝する社殿の傍らには、樹齢数百年のシイが立ち、馬頭のような形の枝が。市川久仁守宮司によると、昨年の台風15号で枝が折れ、偶然にも馬が社を見守るかのような形になったという。

「神意が木に表れたのかもしれない」と思いを巡らす。(随時掲載)

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