国宝・火焔型土器を公開 茨城県立歴史館で企画展 縄文時代の交易と交流探る
茨城新聞
2020年10月29日
出土品から縄文時代の交易、交流を探る企画展「Jomon Period(ジョーモン・ピリオド) 縄文の美と技、成熟する社会」が、水戸市緑町の県立歴史館で開かれている。縄文時代の土器など155点を展示。新潟県十日町市の笹山遺跡から出土した国宝・火焔(かえん)型土器(同市博物館蔵)も展示され、来場者の目を楽しませている。
同展は、県内をはじめ東日本各地で見つかった縄文土器、土偶、装飾品などを紹介する。それらの生産地を特定することで、出土場所とどのような交易、交流があったのかなどが分かる内容になっている。
妻と2人で訪れた日立市、会社員、長沢知紀さん(54)は「縄文の文化が開けていたことが分かった。国宝の火焔型土器も良い状態で残っていて、模様も見事だ」と感想を話した。同展は11月29日まで。
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