御手洗池口の鳥居再建 震災で倒壊 鹿島神宮・竣工祭に100人

茨城新聞
2020年8月11日

2011年3月の東日本大震災で倒壊した鹿島神宮御手洗池口の鳥居が再建され、10日、鳥居前で竣工(しゅんこう)祭が開かれた。神職の祝詞や弓矢を使った蟇目(ひきめ)の儀があり、参列者約100人が約9年半ぶりとなる鳥居の再建を祝った。被災した同神宮関連の施設では最後の再建工事となる。

再建された鳥居は幅約11.3メートル、高さ約8メートルで、柱の最上部に円形の「笠木」が載り、その下にある四角形の「貫」が外へ突き出す。

インターネットソフトを開発販売するパスロジ(東京都、小川秀治社長)が、会社設立20周年を機に奉納を申し出た。

同神宮の祭神、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)は雷の神としても知られる。小川社長は、ネットの電気信号と雷は縁があるとして「悪質なハッカーなどネット上の悪疫を払うサイバーセキュリティー(の神)として見てもいい」と話した。

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