陶磁器「青か、白か」 個性あふれる作品紹介 茨城県陶芸美術館で企画展

茨城新聞
2020年7月19日

陶磁器の魅力を伝える企画展「青か、白か、-青磁×白磁×青白磁」が笠間市笠間の県陶芸美術館で開かれる。日本で作られた現代の青磁、白磁、青白磁の個性あふれる作品を紹介する内容。国内の作家65人の計111点を展示する。同館主催。10月18日まで。

会場は青色や白色の美しい陶磁器が並ぶ。目玉は独創性に富む多彩な作品を残した陶芸家、岡部嶺男の青磁「粉青瓷大砧」など。今回の展示会のために作られた徳丸鏡子の白磁「麗泉島」や吉川正道の青白磁「水炎-いのり」といった未公開作品も見どころの一つ。

青磁は釉薬(ゆうやく)(表面をガラス質にするためにかける薬品)の「青磁釉」がかけられた陶磁器。白磁は白い磁器の素地に透明釉をかけた焼き物。青白磁は白い磁土に青みを帯びた透明釉を施したもの。

同館の担当者は「作家の自由な作風を楽しんでほしい。きれいな作品ばかりなので、これをきっかけに陶磁器を好きになってもらえれば」と話している。

午前9時半~午後5時まで。月曜休館。入場料一般730円、満70歳以上360円、高校・大学生520円、小中学生260円。土曜日は高校生以下無料。新型コロナウイルス感染予防対策として、出入り口にアルコール消毒液を用意し、入場者にはマスク着用を呼び掛ける。混雑した場合は、来場者30人を目安に入場制限を実施する。問い合わせは同館(電)0296(70)0011

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