「自宅の風呂で温まって」 葉ショウブ収穫最盛期 鉾田
茨城新聞
2020年5月2日
5日の「端午の節句」を控え、北浦周辺で生産が盛んな葉ショウブの収穫と出荷が最盛期を迎えている。
葉ショウブには古くから邪気を払う効用があるとされ、端午の節句には風呂に入れて温まる「しょうぶ湯」の伝統が今に伝えられている。行方市山田、葉ショウブ農家、原目清暁さん(43)の水田(鉾田市阿玉)では、青々と葉を茂らせた葉ショウブを作業員らが手作業で収穫。手早く近くの作業場に運び、水洗いや梱包(こんぽう)などを行っていた。
原目さんによると、今年は新型コロナウイルスの影響による休業などで、出荷が例年の3割減。原目さんは、「今年の大型連休は自宅で過ごす方も多いと思う。ぜひ、ゆっくりしょうぶ湯に漬かって温まってほしい」と話していた。