絶景ネモフィラ、HPで配信 臨時休園中のひたち海浜公園

茨城新聞
2020年4月20日

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休園しているひたちなか市馬渡の国営ひたち海浜公園は、見頃を迎えているネモフィラをホームページ(HP)などで公開し、ネットでの発信に力を入れている。担当者は「(来園)気分を少しでも味わってもらえれば」と話している。
 
 同園によると、今年はネモフィラの栽培面積が過去最大となる約4.2ヘクタールで、本数も最多の約530万本。だが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、見頃前の4日から休園となった。
 
 同園は、休園中でも咲き誇るネモフィラを見てもらおうと、HPには、12日にみはらしの丘の計29地点から360度撮影した風景を掲載。さまざまな場所からネモフィラと空が織りなす鮮やかな“青色の絶景”が楽しめる。
 
 ツイッターやフェイスブックなどの会員制交流サイト(SNS)では、園内の様子も発信。また、現在はドローンを使い、高画質の4Kカメラでネモフィラのほか、チューリップやスイセンを撮影中で、これらの動画も近くアップされる予定という。
 
 ひたち公園管理センター企画運営課の田村泰紀課長は「直接見てもらえないのは残念だが、ネットを通して多くの人に満開のネモフィラを楽しんでほしい。今後もいろいろな方法で情報を発信していきたい」と話した。

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