味わい深いピンク　山並み彩るヤマザクラ　桜川

　桜川市内の里山で、ヤマザクラが見頃を迎えている。数千本が自生し、ハイキング客などの注目を集める同市平沢地区の高峯(標高520メートル)では、緑色の木々の間に交じるヤマザクラの白や桃色の花が、あたかも紅葉のように味わい深い色合いを醸し、山並みの風景を形作っている。
　
　8日午前、平沢高峯展望台付近からは、ヤマザクラの合間に、南方の筑波山の双峰を望むことができた。
　
　同展望台に至る山道は開花期間、車両通行止めとなっている。麓から同展望台まで徒歩で約40分。市商工観光課によると、今週末ごろまで開花を楽しめる。問い合わせは同課(電)0296(55)1111。