国営ひたち海浜公園 19年度入園者228万人 5年連続200万人超
国営ひたち海浜公園(ひたちなか市馬渡)は1日、2019年度の入園者数が228万9646人となり、5年連続で200万人を超えたと発表した。10月の台風19号や新型コロナウイルス感染拡大による客足減の影響はあったものの、5月の10連休や堅調だった団体利用が誘客を後押しした。
19年度の入園者数は前年度比5715人減だった半面、過去最高だった前年度に続き2番目に多い水準。開園した1991年10月からの累計入園者数は3387万4671人に上った。
4、5月は改元に伴う10連休で、各月とも50万人を突破。1、2月は暖冬による影響でアイスチューリップの見頃が長期化し誘客を促した。また、団体利用も堅調で、国内外を含めたツアー団体客の年間利用件数が過去最高の4571件を記録した。
一方で、コキアの見頃を迎えた10月下旬は、台風19号被害による観光の自粛ムードが響き、同月の入園者数は前年に比べ6割ほどにとどまった。3月には新型コロナウイルスの感染拡大の影響が直撃。東京都の外出自粛要請や県内における感染の広がりを受け、利用が落ち込んだ。
ひたち公園管理センターは「ホームページなどを通して開花状況などをタイムリーに発信したことが誘客につながった」と説明。ただ、今後の見通しについては「新型コロナウイルスの感染状況次第で、全く見通せない」とした。
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