「未来・無限」テーマ 富岡製糸場できょうから花まゆ展
上毛新聞
2020年3月1日
繭で作った「花まゆ」の展示会が29日から、富岡市の世界文化遺産、富岡製糸場東置繭所で開かれる。華やかなヘッドアクセサリーや優しい色合いの「花」など約50点を紹介。花まゆを考案した花工芸家、酒井登巳子さん(72)=名古屋市=と全国各地の花まゆ講師が28日、作品を搬入した。3月29日まで。
世界遺産登録5周年記念事業の一環で、第3弾の今回は「未来・無限」がテーマ。ファッションを楽しむアクセサリーとしての使い方など繭の新たな可能性を提案した作品が並ぶ。
パリコレクションでファッションデザイナーの桂由美さんのドレスと合わせて披露されたヘッドアクセサリーをはじめ、「浜ちりめん」(滋賀県)の白いドレスに、花まゆのトルコキキョウなどを合わせたショルダーブーケなどが目を引く。
酒井さんは「繭の可能性は無限大で素晴らしいもの。まだまだ挑戦できると思う」と話す。
午前9時~午後5時。無料だが、製糸場入場料が必要。問い合わせは製糸場(電話0274-64-0005)へ。