漫画家・くらっぺさんが伊勢崎神社とコラボ 4こま「はぐちさん」キーホルダー

上毛新聞
2020年1月6日

 伊勢崎神社は伊勢崎市出身の漫画家、くらっぺ(本名・倉金篤史)さん(33)と共同でオリジナルキーホルダーを制作した。漫画雑誌「フィール・ヤング」(祥伝社)に連載中の4こま漫画「はぐちさん」のキャラクターをデザイン。神社で開かれる新春行事にちなみ、うれしそうに焼きまんじゅうを手にする姿が描かれている。

 同作は、白くて丸い不思議な生き物、はぐちさんと、日々の生活に疲れ気味のOL、八千代との共同生活を描く。2015年12月に自身のツイッターで連載を始めたところ大きな反響を呼び、16年10月から同誌で連載している。今月8日に単行本の6巻が発売予定。

 同神社禰宜ねぎの斎藤宏平さんはくらっぺさんと伊勢崎南小、伊勢崎一中の同級生で、同作のファン。「かわいさの中に、どきっとするようなシュールさもある。癒やしと元気をくれる」と話す。もっと多くの人に作品の魅力を知ってもらおうと、くらっぺさんにキーホルダー制作を持ち掛けた。

 「伊勢崎神社は幼い頃から、鬼ごっこやかくれんぼで駆け回っていた思い出の場所。自分のキャラクターがその場所を彩れるなら、とても光栄な話」とくらっぺさん。伊勢崎神社らしさを出すため、特大まんじゅうを炭火で焼き上げる「上州焼き饅祭まんさい」にちなんだデザインにした。しおりとして使えるキーホルダーの台紙には神社の写真を背景に、みこ姿の八千代を描いた。

 斎藤さんは「こんな面白い漫画を描く人が伊勢崎出身だと知ってほしい。伊勢崎の魅力の一つとして発信したい」としている。

 キーホルダーは税込み900円。同神社の社務所か公式サイトで購入できる。