サンドイッチ列車“「復活」” 上信電鉄が 16日から運行

上毛新聞
2019年12月14日

 白地に緑色と桃色の線が入った“サンドイッチ列車”が復活-。2017年に引退したJR東日本の「107系」を活用し、上信電鉄(高崎市、木内幸一社長)は16日、JR時代の塗装を再現した車両の定期運行を開始する=写真(上信電鉄提供)。担当者は「この機会に見に来てほしい」と呼び掛けている。

 同社によると、車体を塗り直した1編成2両を「700形」として運転し、高崎―下仁田間を1日4往復する。107系はこれまでJR東から6編成12両が譲渡され、このうち3編成は外見を変えて運行。ただ、鉄道ファンから「そのままのデザインで走らせてほしい」との要望が多数寄せられていた。上信がJR側に確認したところ、快諾が得られ、実現したという。

 定期運行開始前日の15日に「お披露目イベント」を開く。高崎9時36分発下仁田行き、下仁田11時34分発高崎行きを1本ずつ運行。参加特典として乗車記念プラカードを配布するほか、下仁田駅で記念撮影会を開く。

 鉄道部の小島博部長は「ホームページで発表してから予想以上の反響があり、驚いている。ファンはぜひ参加してほしい」と呼び掛けている。

 申し込みが必要。先着100人。参加料金は中学生以上3000円、小学生以下2000円(1日全線フリー乗車券の代金含む)。申し込み、問い合わせは同社鉄道部(電話027-323-8073)へ。