甘さ十分 「幸水」最盛期 芳賀

下野新聞
2019年8月21日

県内有数のナシの産地、芳賀町で露地栽培の「幸水」が収穫シーズンを迎えた。

同町芳志戸、農業菊地一夫(きくちかずお)さん(62)方では、約2ヘクタールの畑でナシを栽培。20日は雨が降る中、3人で収穫し、実の熟し具合を確かめながら、1日がかりで約900キロをもいだ。

菊地さんは「今年は梅雨時季の日照不足で生育が心配されたが、7月下旬からの暑さで糖度の高いナシになった」と話した。幸水は9月上旬までが出荷のピーク。その後は「豊水」「にっこり」などの収穫が11月中旬まで続く。ナシは東京の市場などに出荷される。