I♥ 唐滝 日光 ハート形の山肌が話題
下野新聞
2019年7月10日
【日光】日蔭(ひかげ)の馬老山(ばろうさん)から流れる唐滝(からたき)周辺の山肌がハート形のように露出していると、地元住民の間で話題になっている。写真共有アプリ「インスタグラム」で発信する人もおり、市観光協会湯西川・川俣・奥鬼怒支部の職員は「恋人の聖地として注目されてほしい」と期待を寄せている。
唐滝は落差約80メートルで、青柳トンネル(日蔭、黒部)の東側出入り口周辺や栗山小中などから見える。晴れの日が続く夏場や、降水量が少ない冬場は水が流れないこともあるという。
ハート形を作る森林にはカエデやブナ、ナラが自生しており、紅葉の時季は赤や茶、黄などに色づく。
同支部の職員は「水の流れがある時とない時の両方を見てほしい。紅葉の時季も見事です」と来訪を呼び掛けている。
同支部が注目し始めたのは約1年前。栗山地域を訪れた人から「ハート形に見える」と情報提供があり、同支部が確認した。それまでは地元でも話題になっていなかったという。
唐滝を滝つぼから眺めるには鬼怒川右岸から川を渡る必要があり、歩道は整備されていない。そのため、同支部は新たな観光名所にしようと歩道の整備などを検討している。