戦場ケ原で初霜、初氷 日光に冬の足音

下野新聞
2016年10月1日

 奥日光は30日早朝、この秋一番の冷え込みとなり、標高1394メートルの戦場ケ原で初霜と初氷が同時に観測された。昨年より3日早い。訪れた写真愛好家たちは白く染まった幻想的な景色を写真に収めていた。

 同所で長年、気象観測を続けている物産店経営鶴巻正男(つるまきまさお)さん(67)によると、付近は前夜から星空となり、放射冷却の影響で午前5時に氷点下2・5度を記録。観測用のバケツには厚さ約2ミリの氷が張った。

 戦場ケ原のミヤコザサやヨモギは霜で白くなり、男体山頂から朝日が顔を出すと、下草に付いた氷の結晶が日差しに輝いた。

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