ナシ「花合わせ」ピーク 筑西

茨城新聞
2019年4月18日

筑西市関城地区の果樹園でナシの純白の花が満開になり、結実させるための授粉作業「花合わせ」がピークを迎えている。

同市関舘の農家、箱守敬一さん(65)は約1万5千平方メートルでナシを栽培。17日午後に、近くの畑約1600平方メートルで、妻の美枝子さん(64)と共に、品種「幸水」などのナシの授粉作業を行った。

JA北つくば(同市)によると、付近のナシの開花は6日ごろ始まり、「にっこり」「新高」「あきづき」「豊水」「幸水」「恵水」の品種順で、授粉作業が続けられている。付近では4月初めに霜が降り、開花の早い品種への一部影響も懸念されている。

敬一さんは「開花時期は、極端に早かった昨年に比べれば遅いが、今年は平年並み。ただ、霜が降りたのが気掛かり」とし「摘果作業を慎重に行い、大きくしっかりした品質のナシを作りたい。伝統の地元ブランド『関城ナシ』を守りたい」と意欲を見せた。

「幸水」は7月終わりごろ、「豊水」は8月後半から出荷が始まるという。

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