カタクリの花 満開 水戸

茨城新聞
2019年4月8日

水戸市有賀町のかたくりの里公園で、赤紫色の愛らしいカタクリの花が満開となり、春の訪れを告げている。

カタクリは、万葉の昔から「堅香子(かたかご)」の名で詠まれ、季語としても親しまれてきたユリ科の植物。水戸市指定の天然記念物に指定されている。同園で地域の人たちによって大切に保護されている。

ぽかぽか陽気となった7日は、園内では、斜面いっぱいに咲く花をカメラに収める人の姿が見られた。水戸市の吉田都代さん(90)、長女の吉田亨子さん(66)親子は「10年以上、毎年見に来ている。(カタクリは)春の訪れを感じる。すがすがしい気持ちになる」などと笑顔で眺めていた。

同園では10日まで「かたくりまつり」が開かれ、市内の農産物や農産加工品の販売も行われている。出店時間は午前9時~午後4時まで。入場無料。

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