個性豊か豚肉料理 鉾田・飲食17店フェア 31日まで 一大産地をPR

茨城新聞
2019年3月12日

鉾田の豚は“ひと味”違う-。豚肉の一大産地となっている鉾田市をPRしようと、市内飲食店が自慢のメニューを提供する「ほこたの豚料理フェア」が始まった。同市の豚肉は、2016年の市町村別産出額が全国5位。フェアに参加する17店舗が31日までの期間中、角煮やハンバーグなど個性豊かな料理を提供し、同市産豚肉の魅力を市内外に発信する。

同市の豚肉は、16年農業産出額が140億1千万円に上り、市内では多くの養豚業者が妥協のないブランド豚の飼育を手掛けている。同フェアは、市と市飲食店組合、鉾田地方調理師連合会の共催。

飲食店と料理は、日本料理店「よこ多」(同市野友)が豚の角煮(税込み800円)、「仲田精肉店」(同市鉾田)がメンチカツ(同108円)、「洋食亭ときわ」(同市安房)がポークソテー(同756円~)など。

中でも、飲食店「うまごや」(同市串挽)は、同フェアのために、ほぼ塩とこしょうで味付けした新メニュー「Hokotaまごころバーグ」を考案。市内養豚業者が手掛けた「まごころ豚」を使用し、サツマイモやゴボウ、ニンジン、トマトなど産出額日本一の同市産野菜を混ぜ込むことで、野菜の甘みや食感がジューシーな豚肉のうま味を引き出しているという。

店主の坂口弦太さん(36)は、まごころ豚の特徴を「全体的に柔らかい。脂が甘く、味がしっかりしている」と高く評価。素材の特徴を生かし「ハンバーグらしくないハンバーグに仕上げたので、一度味わってほしい」と胸を張る。

参加店では、抽選でハムやソーセージなど豚肉加工品などが当たるプレゼント企画も実施している。

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