自社ウイスキーのハイボール発売へ 木内酒造、4月から

茨城新聞
2019年3月12日

日本酒「菊盛」やクラフトビール「常陸野ネストビール」を手掛ける木内酒造(那珂市鴻巣、木内洋一社長)は、自社製造のウイスキーを使ったハイボール「常陸野ハイボール」を発売する。3年間熟成させた原酒をブレンドし、キレの良いフレッシュな味わいに仕上げた。4月1日から国内で先行販売する。

これまで同社が運営する飲食店でメニューの一つとしてハイボールの提供をしてきたが、缶入りハイボールの商品化は初めて。パッケージのデザインは黒を基調とし、背景に樽(たる)を忍ばせた。伝統的な麻の葉の文様も盛り込み、日本らしさを出した。アルコール分は9%。355ミリリットル入りで350円(税別)。

同社では2016年からウイスキーの蒸留を開始。以前からハイボールの商品化を検討していたことに加え、輸出に取り組む米国の代理店から要望を受け、同商品を開発した。今年中に米国での販売も始める方針だ。

同社は6月、石岡市に現在の約12倍に相当する年間12万リットルを生産できる新蒸留所を稼働させる予定。同社は「この土地でしかできないウイスキー造りをしていきたい」としている。

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