人犬一体”の技 間近に 日光霧降高原大笹牧場 来月、4年ぶり犬ぞり大会 子供向け体験試乗も

下野新聞
2019年1月23日

 【日光】「第1回日光霧降高原大笹牧場犬ぞり大会」が2月10日、瀬尾の同牧場特設コースで開かれる。関東を中心に自慢の犬を伴った46チームがエントリーした。犬ぞり大会は本県では2015年ごろまでの10年間にわたり年1回、五十里(いかり)のゴルフ場で開催されていたが、ゴルフ場の冬季営業の中止に伴い行われなくなった。約4年ぶりの再開となる一方、事前予約の子どもを対象にした犬ぞり体験試乗も行われ大会を盛り上げる。

 新たな大会は冬場の誘客を図ろうと同牧場が主催。これまでの大会で運営などに関わっていた犬ぞり愛好家たちで結成した「北関東マッシャーズクラブ」が協力する。ゴルフ場の冬季営業中止後、同牧場で犬ぞりを練習していたことが大会につながった。

 開会式は午前8時半、レースは同9時20分に開始予定で、犬の頭数で区分する「1頭引き」と「2頭引き」を実施。「マッシャー」と呼ばれるそりの乗り手や犬の経験、犬の年齢などで分かれて3種目ずつ行われる。コースは100メートル~1キロで、1チームずつ走りタイムを競う。

 同クラブによると犬ぞり大会は本州では岩手や長野、群馬県で開催されているという。福島規行(ふくしまのりゆき)代表(45)は「大会の開催で活性化や普及につなげたい。2頭引きになるとスピードも出てくる。犬と人が一体となって走るところを見てほしい」と話している。

 当日は約30メートルの犬ぞり体験試乗も実施する。対象は、立ち乗りができる5歳以上で体重20キロ以下の子ども。午前11時に集合する。事前受け付けのみで先着10人。希望者はメール(oozasa@tochiraku.or.jp)で申し込む。大会や体験試乗は積雪の状況などで中止されることもある。(問)同牧場0288・97・1116。