真っ白雲海、ぽっかり校舎 茂木

下野新聞
2017年11月25日

 茂木町九石(さざらし)の鎌倉山(216メートル)周辺で、晩秋から初冬の風物詩となっている霧の「雲海」が今年も現れ始めた。山の紅葉とも相まって幻想的な雰囲気が訪れた人々を魅了している。

 山からの冷たい空気が那珂川の川面に触れ、立ち上る霧が山に囲まれた地表を覆う。風がなく、冷え込んでよく晴れた朝に見られることが多く、24日も未明から多くの写真愛好者らが県内外から集まった。

 山の展望台からは、標高120メートルほどの山の上に

建つ同町中川小(87人)の校舎が白い霧に包まれる様子も見られた。田中正浩(たなかまさひろ)校長は「校庭から見下ろす雲海も素晴らしい。登校後にも残っていることがあり、児童や教職員も眺めを楽しんでいます」と話していた。

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