《茨ぱん》シュトーレン Thanks(ひたちなか市) 爽やかな冬の風物詩

茨城新聞
2018年11月18日

12月いっぱいの季節限定ドイツのクリスマスブレッド「シュトーレン。オレンジピール、レモンピール、クルミ、スライスアーモンド、レーズンがたっぷり入った、爽やかな香りのシュトーレンだ。「子どもから大人まで食べやすいようにシナモンや香辛料は入れていません」と2代目店主の石井可織さん。1985年の創業以来、同店の“冬の風物詩”だ。仕込みから焼き上がりまで約5時間。その後、日持ちするように表面にバターを6回塗り、丸1日なじませ、粉砂糖で仕上げ、クリスマスカラーのリボンでラッピングされ店頭に並ぶ。保存料は一切入っていない。「毎年、待ってくれているお客さんもいる。日がたつほどに味わい深くなり、3週間ほど楽しめる」と石井さん。

年間通じて人気なのが、沖縄産のシママースの塩を使用した「塩パン」=同左奥。毎日午前10時に約30個焼き上がる。今月、新たにサクサクな食感の「プレミアムメロンパン」=同右奥=が仲間入りし、店内をにぎわわせている。

「Thanks(サンクス)」は、初代の父準さんがJR勝田駅前の「ナカムラパン」から独立して33年前に開店。「手間を惜しまず、地域の皆さまの日常の食卓に寄り添いたい」。約100種類が並ぶ。

ひたちなか市東石川1丁目17の18
毎週火曜定休
営業時間は午前8時~午後6時
(電)029(275)2424

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