台風“押し出し” 豆力士残った! 潮来で「延方相撲」
茨城新聞
2018年7月30日
県指定無形民俗文化財の「延方相撲」が29日、潮来市新宮の鹿嶋吉田神社で開かれ、5組10人の子どもたちによる「花相撲」などが行われた。
延方相撲は1673年、漁場などの紛争が解決したことを祝って奉納されたことが始まりとされ、今年で346年目を迎える伝統行事。
台風の影響も心配されたが、神事の時間をずらしたり、当日の午前4時から会場設営をしたりして無事開催にこぎ着けた。
花相撲に参加した同市洲崎の笹本梗碧(こあ)ちゃん(2)の父・和宏さん(34)は、「この子で3代続けて花相撲に参加している。暑くて子どもたちには大変だろうが、元気に育ってほしい」と語った。
今年の当番地区の立野壮一小泉区長(64)は「延方相撲は戦中戦後の混乱を含め、これまで一度も中止したことがないので、開催できてよかった」と、ホッとした様子で話した。
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