ブレックス 栄光の証し 宇都宮、優勝モニュメント除幕式

下野新聞
2018年1月19日

 栃木ブレックスのプロバスケットボールBリーグ初代王者を記念したモニュメントの除幕式が18日、ブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市体育館)で行われた。ブレックス本拠地で本県バスケットの“聖地”に、Bリーグ元年2016-17年シーズン優勝の栄光が刻まれた。

 モニュメントは下野新聞社とブレックスで実施した「~感動をありがとう~プロジェクト」のクラウドファンディングで制作した。下野新聞社の岸本卓也(きしもとたくや)社長は「全国のバスケットファンが集う聖地になってほしい」と願い、佐藤栄一(さとうえいいち)宇都宮市長は「初代王者はファンや市民の心に、永遠に残る出来事で、子どもたちに感動を与えてくれた」とあいさつした。

 岸本社長、佐藤市長、ブレックスの関雅樹(せきまさき)会長、鎌田真吾(かまたしんご)社長と選手たちが除幕した。鋳物製のボールの周りに当時の監督、選手のサインが彫り込まれたモニュメントがお披露目され、田臥勇太(たぶせゆうた)主将は「素晴らしいモニュメントを作製していただき、協力してくださった皆さまありがとうございます」と謝辞を述べた。

 設置場所はアリーナ1階入り口前広場の階段脇。壁面にはブレックスのロゴと、出資者の名前や決勝のスコアなどを刻んだプレートも設置された。除幕式の後、集まったファンたちは早速モニュメントを触ったり写真を撮ったりして優勝の喜びを思い返していた。

 宇都宮市簗瀬町、アルバイト野崎仁美(のざきひとみ)さん(39)は「みんなの気持ちがこもっているものだと思うし、記念になる」と話した。

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