ひと針ごと丹念に 布に刺しゅう17点 鈴木さん個展 茨城・日立

茨城新聞
2024年3月11日

パッチワークキルトや布に幾何学模様などの刺しゅうを施す「刺し子」の手法を使って布作品をつくる鈴木優美子さん(65)=茨城県日立市城南町=の「針と糸、布あそび展」が、同市旭町のホテル天地閣で開かれている。同展は27日まで。

展示のテーマは「もったいない」。息子の古い柔道着を長方形に切り取って緋色(ひいろ)のちりめんを重ねて細かく模様刺ししたり、20年前の作品をリメークしたりするなど、ひと針ひと針丹念に作り込まれた計17点を展示している。作品の額縁や飾り枠は、市民劇団で大道具を担当する夫の純夫さん(66)が手がけた。

鈴木さんは「フリーハンドの針目の味わい、作品の風合いを見てほしい」と話している。