地元食材の天丼で黒保根をPR 黒保根学園の生徒と飲食店が考案 群馬・桐生市

上毛新聞
2024年3月11日

群馬県桐生市の小中一貫の義務教育学校、黒保根学園(林三樹夫校長)の9年生7人と、同市黒保根町水沼の飲食店「みどり屋」(星野和由店主)が、地域の食材を使った「ど丼と!美味(おい)しい黒学(くろがく)天丼」を共同制作した。2月29日には生徒が同店で天丼の出来栄えを確認し、客にチラシを配って魅力をPRするなど、食で地域を盛り上げようと意気込んでいる。

同校では総合学習の一環として、9年生(中学3年生)が「黒保根の魅力発見」と題した調査活動に取り組んでいる。7人は昨年4月から個別に地元について調査を実施。同11月の発表会後、学年全員で行うグループワークのテーマを地元産の食材を使用したメニュー開発に決めた。

黒保根学園の生徒とみどり屋が共同制作した「ど丼と!美味しい黒学天丼」

生徒がアイデアを出し合い、50年以上続く同店が助言や仕入れを協力した。地元で生産された卵や野菜、こんにゃくなどを取り入れ、意見交換を重ねながら約3カ月かけて完成させた。完成した丼は豚肉やマイタケ、かき揚げから好きな2品の天ぷらを選べる。厚焼き卵とみそ汁、漬物も付いてくる。

29日は完成した丼を試食した後、近くの同市黒保根支所にも出向いて、取り組みをPRした。生徒の一人、多和田理澄さん(15)は「黒保根には食べ物はもちろん、多くの魅力があることを知ってもらいたい」と期待を込めた。

来店した客にチラシを配る黒保根学園の生徒=2月29日

価格や提供時期は今後、生徒らと店とで話し合って決めるという。店主の星野さん(63)は「生徒は幼い頃から知っている子ばかり。みんなで地域を盛り上げていきたい」と活動を歓迎する。