<栃木・県央グルメ> ブランジェリーリズ(宇都宮)みりんのパン シンプルで深い味わい
ハード系のパンと思いきや中はふっくら、もちもち。見た目と食感のギャップにびっくりするのがこの店の看板商品「みりんのパン」(300円)だ。
オーナーの落合まりあさん(28)が県内や関西地方のパン店で約10年間修業して、8月に開業した。
修業の中で注目したのが「みりんのパン」で使用する愛知県産の三州三河みりん。国産のもち米を原料に伝統的な製法で造られた逸品で、まろやかで砂糖を必要としないほど甘さがある。
北海道産の小麦との相性は良く、シンプルながらパンそのものの香りが立つ深い味わい。しょうゆを使った団子のような風味も感じられ、誰もが食べやすく仕上げられている。
⇒<県央グルメ>ベーグルマシュモ(宇都宮) きょうはどの味?主食派もスイーツ派も納得
県産の小麦「ゆめかおり」を使用した「レーズン食パン」(1斤400円)も好評。普通のレーズンと黄色のゴールデンレーズン、小粒のカレンツの3種類がちりばめられており、一度に楽しめる。
そのほか「あんバター」(260円)「ピーナツバターとキャラメリゼ」(290円)など約40種類が店頭に並ぶ。落合さんは「子どもから高齢者まで、誰もが気軽に入れるおいしいパン屋になりたい」と話した。
▼メモ 栃木県宇都宮市塙田3の1の3。午前9時~売り切れ次第終了。月、火曜定休。(問)070・3288・4677。