<栃木・県央グルメ>ベーグルマシュモ(宇都宮) きょうはどの味?主食派もスイーツ派も納得

下野新聞
2023年7月22日

電子レンジで30秒加熱。水で表面を湿らせた後、トースターで2分焼く。店お薦めの食べ方で季節限定の「枝豆チーズベーグル」(250円)を温めた。

熱々の表面はパリッとして歯応えが心地よい。中身はベーグル特有の密度の高い目の詰まった生地でかみ応えがある。枝豆とチーズの風味、小麦の豊かな香りが口の中に広がり、暑さで疲れた体でも食欲が湧く。

店は、店主の小山崇さん(47)と妻の桃子さん(41)が営む。高齢化する光ケ丘団地を活気づけたいと崇さんの同級生がカフェを開いたことが縁で、2009年、団地内に出店した。ベーグルにしたのは「桃子さんの大好物だから」と崇さん。

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空き家の一部を改装した小さな店内は素朴な雰囲気。棚に約25種類のベーグル(200~300円)が並ぶ。小麦粉にこだわり、栃木県産「タマイズミ」を使う。2人は「この粉だから出せる味」と口をそろえる。

「味の好みが分かれるので」(崇さん)と定番メニューで61種類、季節限定を加えると100種類ある。食事系やスイーツ系、クリームチーズ系などがあり主食でも甘味としても楽しめる。

崇さんは「常連さんが多くてありがたい。こつこつひっそり真面目に続けたい」と話した。

▼メモ 栃木県宇都宮市氷室町1036の1。午前11時半~午後6時。日、月、火曜定休。(問)028・623・1461。

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